機械システム工学科 林寛幸

JRの確かな(?)愉しみ方:第四弾 「青空フリーパス」切符

機械システム工学科 講師 林寛幸/HAYASHI Hiroyuki

JRの確かな(?)愉しみ方 第四弾!「青空フリーパス」切符

今回は、土・休日に自由に使える青空フリーパス切符の話です。

この切符は、土曜・休日と12月31日~1月3日の期間のいずれかの1日だけ自由に利用できる切符です。
普通・快速の電車にしか乗車できませんが、自由に乗れる範囲が広いので重宝します。値段は2500 円です。青春18きっぷは、決められた期間 内に5回使用する必要がありますが、この切符は土曜・休日でありさえすれば、その日は一日中気ままな旅を楽しむことができます。
フリーな乗車区間は、青空フリーパス切符に書いてあります。下の実際の切符の写真を参照してください。
東海道本線では、米原から二川まで、高山線は岐阜から下呂まで、中央線は名古屋から木曽平沢まで、武豊線は大府から武豊まで、飯田線は豊橋から飯田まで、関西線、紀勢線方面は、鳥羽・紀伊長島まで乗車できます。ずいぶんと多くの区間がフリーパスなので、一度利用してみてはいかがでしょう。

豊橋駅から岐阜駅までの乗車体験!

今回、この切符を使って実際に乗車してみました。
普段どおり金山駅からいつもの通勤電車に乗り(と言っても、休日ダイヤのため平日ダイヤの時刻とは多少違っていますが)、普段だったら蒲郡駅で降車するところを豊橋駅まで足を伸ばしました。そこから下り線の普通電車の乗り継いで、豊橋駅から順に一駅づつ降りながら、次の普通電車の乗るというものです。
当初の計画では、7月12日に豊橋駅から岐阜駅まで1日で踏破するはずでしたが、その日の真夏の暑さに体力がついていかず、途中であきらめてしまいました。8月10日にあらためて前回の続きの駅から始めて2日がかりで完成させました。
豊橋駅から岐阜駅までは、全部で31駅あります。

8時12分の豊橋駅発か19時47分着の岐阜駅までの、各駅での様子を写真でたどりながら、コメントをいれました。下の表に掲げた普通電車の運行ダイヤにおいてオレンジ色で示した箇所が今回実際に電車に乗車した時刻です。

車内の広告ポスターの紹介

この豊橋けいりんの車内宣伝、毎回 実におもしろいです。豊橋劇場とも書いてあり、私のダ洒落と源を同じにする匂いがします。これは、7月12日に撮ったものです。
「ローマの休日」をもじったものですが、「ロードの休日」ではなくて、よーく見ると「ロードの体質」と書いてあります。脚質の改造を目指す若きレーサーのラブロマンスは、やっぱり見ごたえがあると思います。ちなみに主演女優は、オーマクリーヘッポバーンです。

この時の豊橋劇場は、あの不朽の名作「風と共に去りぬ」(GONE WITH THE WIND)をもじった、「風と共に走りぬ」(RIDE WITH THE WIND)です。8月10日に撮りました。
なるほど、見ごたえある名勝負が期待できそうです。
監督のビクター・フレミングが、クタクター・フレミング、原作のマーガレット・ミッチェルがマクレント・マイッチャウとなっており、主演のビビアン・リィもびっくり。