私の場合洗車のための便利アイテムを使用する。まずは高圧洗浄機、これを使用することで、手で『ゴシゴシ』と擦って落とすより労力を省けるし、何より塗装を傷付けずに済むことが最大の利点である。高圧洗浄機が自宅にない場合は、有料洗車場に行って高圧洗浄すれば良いが、手早くサッサと済ませる必要がある。モタモタしていると全部洗いきらない内にたった数分の貴重な機械の作動時間とお金を使いきってしまうことになる。したがって、私が有料洗車場を利用する時は車体上部を洗わず、タイヤハウスなど泥や砂などが付着しやすい車体下部のみを洗浄する。時間がないお金がない他にもう1つ車体上部は洗わない理由がある。車体上部に水を掛けてしまうと特に夏季などは自宅に帰るまで乾いてしまう。その場で拭き取りまで全てを終えるのであれば問題はないが、如何せん有料洗車場では十分な水量の下で塗膜に傷を付けないよう汚れを落すことは困難である。したがってそのまま自宅へ帰ってから続きを行うことになる。しかし帰宅するまでに塗膜に付着した水滴が蒸発してしまうと、そこに残るのは鉄分などのミネラル類と塩素、つまり残留物のみである。この残留物が塗膜やガラスに一度付着するとなかなか取れないのである。以上の理由でなるべく車体上部塗膜面にはなるべく水がかからない様に車体下部のみに集中し洗浄する。
2つ目の準備品はバケツとタオル。これは洗車には欠かせない必需品であるが、ポイントはタオルである。洗車愛好諸氏はご存知かと思うが、いわゆる普通のパイル地タオルの使用は法度である。何故なら、普通のタオルは水の吸収は良いが表面の凸凹に砂埃などの汚れが付着し易く、その汚れによってまたタオルそのものの凸凹によって塗装面に傷を付けてしまうためである。分かり易く言い換えれば、サンドペーパでボディを擦っているのと同じ様なものである。そこで使用するのが、洗車専用の合成タオル。これを使用すれば傷を付けにくい。