電子ロボット工学科

田中研究室

とりあえず自宅で、血液検査

田中研究室田中 俊行 准教授

キーワードナノテクノロジー/磁性材料/センサ工学/医用システム/IoT

マイクロ粒子やナノ粒子は溶液中での分散性が高いことから、溶液中の物質との結合が容易にできる。それだけでなく、マイクロ粒子やナノ粒子は電磁気によって泳動させることで、位置を制御することもできる。これらの原理を応用して、マイクロ粒子やナノ粒子を利用した医療応用技術の開発を目指している。例えば、マイクロ粒子やナノ粒子を血液と混合して血液中の成分と結合させた後に、電磁気によって速やかに回収して分析する。これによって、10分程度で分析が完了する血液検査機器が実現できる。また、検査機器の小型化や通信デバイスとの連携も目指している。小型の医療機器が実現できれば、高齢化社会に向けた在宅医療や自己健康管理への利用が期待できる。