現在は本葉が出始めている状態になったため、苗を一本一本別々のポットに植え替えています。その数はおよそ1500ポットになるため、急ピッチで田植え作業のような事を行っています。この作業が遅れると休眠期に入る6月までの生長が悪くなるからです。この1500ポットの苗はとても自宅では管理できないので、今後は大学の敷地内で育成し、2年後には開花させる予定です。 つまり、クリロー(クリスマスローズの短縮形で業界用語のようです。)は、種を採取・保存に半年、種まき・発芽に半年、ポット上げ・鉢増しに1年、その後2年で開花。すなわち、種の採取から開花まで4年かかると言う事です(専門の生産者は3年だそうです。)。例えれば、入学した大学生が卒業する期間と同様で気の長い育成が必要です。また、開花する花の色は親株の色と全く同じにはならず、時には他の色の株と自然交配して思いも寄らない色が出ることがあり楽しみです。
また、最近は様々な花弁(花)の色や形のクリローが出回っていますので、2月から3月にかけて、専門の園芸店で好みの株を30種類ほどで入手し鉢増ししました。種をつけると思いますので増やしていく予定です(開花まで4年もかかりますが・・・)。