まず、日本の主な航空会社(エアライン)としては、日本航空(JAL)、全日空(ANA)が挙げられますが、そのメジャーエアラインには沢山の系列子会社が有ります。例えば、日本航空の子会社として日本トランスオーシャン航空(JTA)、JALエキスプレス(JEX)、日本アジア航空(JAA)、JALウェイズ(JAZ)、ジェイエア(J-AIR)、日本エアコミュータ(JAC)、北海道エアシステム(HAC)、琉球エアコミュータ(RAC)と沢山のエアラインが有りまし、全日空の系列子会社としては、エアジャパン(AJX)、エアニッポン(ANK)、エアニッポンネットワーク(AKX)、エアネクスト(NXA)、エアセントラル(CRF)などが有ります。これらの多くは地方路線を中心に運行しているので、あまり搭乗の機会がないかもしれません。これまでの日本は新たに航空会社を作ることは法律等の規制によって非常に困難でしたが、今日の日本は航空自由化によって中小の航空会社がいくつか誕生しています。その主なエアラインはスカイマークエアライン(SKY)、北海道国際航空(ADO)、アイベックスエアライン(IBX)、スターフライヤー(SFJ)、スカイネットアジア航空(SNA)、エアトランセ(TSQ)などがあります。アルファベット3文字で示したものはIATAといって国際航空運送協会から割り当てられたコードで、空港の到着便、出発便の案内に表示されているので機会があれば見て欲しいと思います。
次に飛行機の種類ですが、現在運行中の航空機は大きく二つの製造会社に分かれます。一つはアメリカのボーイング社(BOING)、もう一つはヨーロッパのエアバス社(AIRBUS)です。日本で見られるボーイング社の航空機には、737,747,757,767,777があり、 (冒頭にお話したジャンボジェットはボーイング社の747型の愛称で正式名称では有りません。)さらに一つの航空機の型の中にはいくつかの種類が有ります。例えば、747型の中には747―100から始まり747―200,747―300,747―400と大きく4種類の航空機が有ります(細かく言えばさらにあります)。一番新しい機種は写真の747―400です。―(ダッシュ)400を他の747と見分けるには主翼先端にウィングレットと呼ばれる翼端板があれば―400無ければそれ以外ということです。現在ボーイング社ではさらに新しい747―8を開発中です。一方のエアバス社にはA300,A320,A321,A330,A340があります。来年には最新鋭機A380がお目見えする予定で、このA380は総二階構造で最大800名(標準では550名)を乗せて飛ぶことができる世界最大の旅客機で、初号機はシンガポール航空に納入されるため日本にも飛来することと思いますので、是非私も乗ってみたいと思っています。今まであまり飛行機について興味がなかった人もこれから旅をする上で飛行機に搭乗する機会がありましたら、少し気にしてみてください。今までと違う旅の楽しみが一つ増えると思いますよ。