自動車工業学科 加藤寛

新城ラリー2019 新型スープラ、ヤリスWRC、86デモラン

自動車工業学科 助教 加藤 寛/KATO Hiroshi

2019年6月ぐらいにアップされていると思います。

2019年5月1日(水)新元号「令和」となりました。平成の時代は多くの天災がありましたが、令和の時代も「天災は忘れた頃にやってくる」のことわざにあるように、震災等を忘れず記憶を風化させないように。


報告が遅くなりましたが、以前のAUT FUNにも掲載しました、毎年秋に全日本ラリー選手権の最終戦として行われていた「新城ラリー」が、今年は第二戦として3月16日(土)、17日(日)と開催されましたので、自動車整備技能登録試験直前ではありましたが、日曜日に観戦して参りましたので報告させて頂きます。

今回で16回目となる新城ラリーですが昨年は二日間で5万4千人の観客を動員する大きな大会で、同じくAUT FUNに掲載している「スーパーGT」がサーキット開催で6万から9万人ですから、関心の高さが伺えます。

今回はラリー観戦よりも、「新型スープラ(A90型)」のデモラン見たさに来ました。
スープラの歴史は、ネットで検索して頂くとして、4代目スープラ(A80型)が2002年に生産中止となってから実に17年ぶりの復活となります。

写真は2枚とも今年1月に開催された「TOKYO AUTO SALON 2019」に出品された新型スープラです。
2枚目のスープラは2020年にスーパーGT500クラスに参戦予定の「GRスープラ スーパーGTコンセプト」です。
こちらも見に行きましたが、3日間で、33万人の来場者だったそうです。

日曜日のラリーは朝8時ぐらいからスタートし、サービスパークから順次、競技車両が出て行きます。
そんな中、珍しい車両がエントリーしていました。

左の車両が燃料電池車の「トヨタMIRAI」で、自動車評論家の国沢光弘さんがドライバーです。
右の車両は「フォード・エスコート」で、詳しい年式は分かりませんが、たぶん50年ぐらい前に製造された車両だと思います。ムチャクチャ綺麗でした。しかも、ラリーに出場しちゃうとは…。

本学を支援していただいている組織である「愛技会」の会員でもある、名古屋トヨペット様も、ヴィッツ(NCP131)と86(ZN6)の2台、エントリーされていました。チーム全員、ディーラー社員でつなぎを着たサービス・エンジニアの方も見えました。

競技は続いていますが、県営新城総合公園では、いよいよデモランの始まりです。

86のデモラン 西原正樹選手

2018年全日本ジムカーナ選手権SCクラスチャンピオンの西原正樹選手の86によるデモランです。観戦していた場所が直線部分で、あっという間に駆け抜けて行きました。
※動画が非常に短くてすいません。

ヤリスWRCのデモラン ユホ・ハンニネン氏

こちらも目玉のヤリスWRCのデモランです。ドライバーはフィンランド出身、ユホ・ハンニネン氏です。ヤリスとはヴィッツの海外での名前で、そのヤリスをベースに改造した380馬力オーバーのWRC(世界ラリー選手権)を戦う車です。ヴィッツベースで380馬力オーバーですから、本気の走りはすさまじいものでしょうね。残念ながらコースも短く限られていましたが、迫力はありました。

新型スープラ(A90型)のデモラン 脇坂寿一さん

新型スープラのデモランです。ドライバーは吉本興業所属のミスタースーパーGTこと脇坂寿一さんです。脇坂さんは現在、LEXUS TEAM LE MANS WAKO’Sの監督をやられています。GT500クラスでWAKO’S 4CR LC500がチームの車です。

さすがに市販間近のノーマル車両と思われるので静かですが、市販前の車両の走りが見られました。余裕があれば、乗ってみたい車ですね。

2019年5月17日に新型スープラが発売となりました。残念ながら今のところ、MTがなく、8速スポーツATのみで、愛車R52を6速MTで楽しんでいるので、まだまだ乗り続けて行きたいと思います。単に余裕がない、言い訳…。

デモランが終わるころから天候が悪くなって、場所によっては雪がちらつくコンディションとなり、今回はお試しの電車での来場だったので早々に引き揚げました。

ちなみに電車で会場までは、蒲郡からJR東海道線で豊橋へ、そこからJR飯田線で大海駅下車、徒歩10分ぐらいでした。

いかがでしたか?