このトレーラには、上の写真にもあるように、後輪3軸のうち前側2軸がエアで浮き上がる構造となっています。これは、リフト・アクスルといって、普段は、トレーラ部分は3軸ですが、空荷時にうち前2軸がエアサスのエアでリフトアップするものです。軸重感知のセンサーがあり、後ろ3軸の荷重が一定値以下になれば、自動的に前側車軸がリフトアップされます。実際に運転される方によると、1軸になった場合の運転はちょっとしたコツが要るらしいです。3軸車のつもりでハンドルを切ると切り過ぎになるので注意が必要。リフト・アクスルによって高速料金は特大車から大型車に区分され、通行料金が約40%安くなるし、タイヤの磨耗を防ぎ、軸数が少なくなることで燃費も向上して環境にもやさしいという利点があります。