我が国では人口の減少・高齢化が進んでいる。産業分野でもその影響は無視できないが、特にその傾向が顕著なのが農業である。将来にわたって日本の農業を持続可能なものとするための解決策の一つとして、特に屋外で活動するロボットの研究(フィールドロボティクス)に取り組んでいる。屋外では、ロボットが対処しなければならない環境がより複雑で多様なものになる。様々なセンサからの情報を組み合わせて外界を認識する自己位置推定法の研究、環境の外乱に対してロバストな制御手法の研究、ディープラーニングを組み合わせたより自律的な制御アルゴリズムの研究を行っている。また、これらの手法の有効性をシミュレーションと実験を通じて検証している。