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AUT教育入門(1年生対象)で大学における学びを体感する

1年生は本学の特色であるAUT教育についてその意義を知り、効果的に学びをスタートできるよう「AUT教育入門」という講義を受講します。この講義は、初めての大学生活で必要な情報スキルや、学習の仕方などを、グループごとに協力し合って身につけます。

第4回目の講義 「締切を守ろう 竹串タワー建てゲーム」

この時期、1年生は授業で様々な課題を出されます。大学では、提出期限を守り、完成度の高い内容を提出することが求められます。
そこで、締切や期限を守ることの重要性を理解し、各自がスケジュール管理をできるようになること。限られた時間内で完成度を高めて課題を提出することを実践するために、チームで竹串を用いたタワーを建てることに挑戦しました。

竹串タワー建てゲームのルール

ルールは簡単です。竹串と紐だけを使って高さ60cm以上のタワーを製作し、10秒以上たち続けることです。
作戦会議ではグループで竹串タワーの完成状態をイメージし、完成状態に到達するための作業工程を考え、役割分担を考えます。作戦会議においてグループ内でこれらの情報を共有し、実際の作業に入りました。

  • 作戦会議:10分
  • 制作時間:30分
  • 使用できるもの:竹串、紐
  • 合格基準:60cm以上、10秒立ち続ける

竹串タワー建てゲームのルール

「タワーの形も作り方も自由!簡単だ!」と、1年生たちは作業をはじめました。ところが答えのない竹串タワーの製作に苦戦し、試行錯誤で19分経過したところで、やっと1つのグループが61cmのタワーを建てました。合格基準をクリアしても、さらに高いタワーを建てる挑戦権1回を設けると、最高記録は137.5cmまで伸び、23グループ中20グループが合格しました。 

この授業のシラバスには「大学生活を始めるに当たって、仲間を作りグループワークを通じてコミュニケーション能力や協調性などの人間性を育むとともに、自分の夢を再確認することにより、学修意欲を喚起し、自立と夢の実現へ向けて問題解決能力を養う。」と説明されています。グループで1つの課題に取り組むことで締切を守り、合格基準をクリアする重要性を理解したゲームでした。この講義は、機械システム工学科・電子ロボット工学科・情報メディア学科の混合メンバーでグループを構成し、学科を超えた友人を作る機会にもなっています。