学科情報

NEWS

蒲郡市役所庁舎内の案内看板デザイン案を提案

本学では地域活動の担い手不足、地域コミュニティの衰退、まちの活力低下などの課題解決に向けた地域活性化プロジェクトに取り組んでいます。工学部共通科目「設計開発におけるヒューマンファクター」では、市役所庁舎内の案内看板の更新を控える蒲郡市役所行政課に対し、学生が新しい案内看板のデザインを提案しました。

昨年11月29日の講義では、庁舎内の案内看板を管理する蒲郡市役所行政課の職員の方にお越しいただき、現在の案内看板の問題点や新しい案内看板の仕様について説明をいただきました。その後受講学生は、市役所に実際に足を運び、具体的な改善点を探したうえで、講義で学んだ人間の一般的な視覚認知特性、人間中心設計の理論や、高齢者・外国人・多様な色覚特性を持つ人など多様性に配慮した設計の考え方を総動員し、グループごとに案内看板の基本デザインを設計しました。

市役所の方を招いて発表会

2024年1月10日には、ユニバーサルデザイン、アクセシブルデザインを考慮した、誰にでも見やすく分かりやすい、また親しみやすい案内看板デザインを提案する発表会を実施しました。全8グループからの発表の中には、誰にでも認知できる配色を検討したり、文字による表示に頼らずに図形を活用した案内方法を検討するなど、斬新かつ案内として効果的なデザイン案が発表されました。発表会にご出席いただいた蒲郡市行政課の方々からは、「私たちでは思いつかないような柔らかな発想の提案が多々あり、非常に勉強になった」、「今回の提案を参考にさせていただき、今後予算化やデザイン案を検討したい」とコメントをいただきました。

本学ではSDGsを実践できる工学系人材の育成を地域との連携を通して引き続き進めてまいります。