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「エンジンがつくるカーボンニュートラル社会」について講演

「エンジンがつくるカーボンニュートラル社会」について講演

2024年3月19日(火)ホテルアークリッシュ豊橋で開催された第473回東三河産学官交流サロンにおいて、機械システム工学科の大平哲也教授が「エンジンがつくるカーボンニュートラル社会」と題して講演を行いました。

地球温暖化防止の主題である脱炭素の取り組みにおいて、自動車のパワートレインは単に電動化するのではなく、カーボンニュートラル燃料を使ったエンジンが中心的役割になると予測します。カーボンニュートラル燃料のうち、経済的循環性を考慮すると製造コストが低いアルコールは有効な選択肢です。しかし、エンジンでアルコールを使用する際の課題のひとつが、低温時の燃焼安定性と潤滑性能の劣化です。その課題克服に向けて、研究室で取り組んでいる研究調査について紹介しました。

また、蒲郡市のみかん農家の方にご協力いただき取り組んでいる「みかん農家における地域循環型の再生エネルギー利用の可能性」調査のために実施している、学生のフィールドワークを兼ねた農業残渣の測定状況についても紹介しました。