1月7日(金)、オンラインで開催された「愛知学長懇話会SDGsリレーシンポジウム(第12回)」において、工学部情報メディア学科3年尾崎孝典さんが「マイクロ波センサーを使用した交差点安全システムの開発」について発表し、最優秀賞に選ばれました。
SDGsリレーシンポジウムは、愛知県内の大学生、大学院生を対象にSDGsに関わる取り組みを発表するもので、今回は本学のほか、中京大学、中部大学、愛知教育大学、名古屋市立大学などの学生が発表を行いました。
尾崎さんの発表は「マイクロ波センサーを使用した交差点安全システムの開発」。SDGs17の要素の内、3「すべての人に健康と福祉を」と、11「住み続けられるまちづくりを」に該当します。交通事故原因の25.7%が出会い頭衝突事故で、その多くが中小規模交差点で起きていることから、センサーを用いて車両・自転車・歩行者をドライバーに知らせて一時停止を促すシステムを愛知工科大学宇野研究室とアイチシステム株式会社で共同で開発。愛知県高浜市での実証実験では交差点での一時停止率が向上したことや、低コスト・省電力化を実現し、環境にもやさしいことなどを発表しました。
交通事故は人の健康に直結すること、住みよい街を目指すためにも事故を減らして安全な街にすることが重要であることから、実証実験などにおける研究成果と今後の取り組みが評価されました。
今後、益々の研究の発展が期待されます。