新規に開講した電子ロボット工学科3年生の「実践プロジェクト実習」の授業において、東郷製作所との産学連携によるPBL(Project-Based Learning)授業を実施し、1月13日に授業15回目の終了日に成果発表を行いました。本取り組みは、愛知県経営者協会により、企業で活躍するデジタル人材の育成と確保に向けた取り組みの一環に採択され実施されました。
全国の製造業の中心地である愛知県での製造業者と大学が一体となり、実現場での課題を大学生のアイデアで実践的解決策を見出す「問題解決型PBL授業」をとおして、企業様にも現場改善や社内教育に活かせるものとして高く評価されました。
この授業では、生産実務経験のある本学教員と東郷製作所の実務担当者を講師に、実践的なPLC(Programmable Logic Controller)制御装置の実践技術を学びながら、企業現場におけるPLC制御装置の問題点や改善点、トラブル対処方法などを考慮した「空箱供給機回路設計」の制御プログラムを作成するなど、学生たちには実務をとおした実践力を養うことができました。
学生からは、「実現場でのセンサやスイッチの設定や仕様が想定していたものと異なり困難な面もあったが、実機構造を体感できことや実践的なプログラムのノウハウをも教わり、貴重な経験となった」などの声が聞かれました。
今後も、企業と連携した実践的授業を拡大しながら、本学の実践的教育成果を幅広く実社会に展開していく予定です。
今回のPBL授業にご協力いただきました株式会社東郷製作所様ならびに愛知県経営者協会様に心よりお礼申し上げます。