ゲスト講師の山本さんは車椅子使用者であり、前職(NTTデータ)では人間中心設計の専門家としてTOKYO2020組織委員会に出向し大会システムの開発と運用に携わりました。
誰もが使いやすいアクセシビリティとはどのようなことなのか。山本さんは、はじめに人生で経験した様々な不自由や困ったことをお話しになりました。しかし、困難を乗り越えるごとに夢を持ち、その夢をかなえるために活動することを繰り返してきました。
特に教師を目指して大学に入学したものの、車椅子使用者であることから学校の教壇に立てないとわかった時にはとても落ち込んだそうです。結局、就職活動をやり直して日本でも有数の情報関連企業のSEとしてNTTデータに入社しました。山本さんが入社した当時は車椅子を使用する社員が少なかったことから、社内で働きやすいように話し合いと改善を重ね、今では大勢の車椅子の社員が活躍しているそうです。